東京都フラワー装飾技能士会

 一般社団法人東京都フラワー装飾技能士会は、技能士の社会的地位の向上を図るために新しい技能の習得や、情報交換と交流、技能のPRなどを行う技能者の団体です。


会員は東京都で活躍するフラワー装飾1級技能士を中心に国家資格取得を目指す若者や技能士会の理念に共感してくださる企業により構成されております。

 平成27 年11 月に法人化した一般社団法人東京都フラワー装飾技能士会は平成28 年度より一般社団法人東京都技能士会連合会に承認され正式に会員として活動することになりました。

 私達、東京都フラワー装飾技能士会は【技能士が活躍できる社会をめざして】をスローガンに一般社団法人全国技能士会連合会をはじめとする関係行政機関及び関係諸団体と連携し目的を達成するための活動をしています。

 

小さいことかもしれませんがこの活動が低迷する花業界が活性化するひとつの歯車になるのではないかと私達は考えています。

 


技能士とは

 厚生労働省が行う技能検定で、働く人の技能を一定の基準によって審査し、国として証明する国家資格制度です。職業能力開発促進法に基づき、現在130種類以上もの職種の検定が実施されています。

 技能検定に合格しないと名乗ることはできない名称独占資格でもあり、合格せず名乗った場合は法律で罰せられてしまいます。 技能士は、職業能力開発促進法第50条に規定されている。


フラワー装飾技能士とは

 フラワー装飾技能士(フラワーそうしょくぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会が実施する、フラワー装飾に関する学科および実技試験に合格した者をいい、花卉業界では唯一国が認めている1983年から始まった国家資格及び名称独占資格です。
生花をメインに、ブライダルブーケの製作、パーティーや葬儀場などの飾り、フラワーショップでの業務などフラワー装飾技能を証明する資格で、日本でフラワーデザインに関する唯一の国家資格であり、お花屋さんやお花の教室など、花の装飾に関わる職業に従事する人のための資格です。 
フラワー装飾技能検定は年に一回行われる実技試験と学科試験に合格するとフラワー装飾技能士として認定されます。
検定試験1級は厚生労働大臣の認定ですが、2級および3級は各都道府県知事の認定となります。
受験資格にそれぞれ一定の実務経験が必要となりますので、プロの技能レベルを証明する国家資格と言えます。

実技試験内容については、1983年から実施されてきた検定試験ですが2022年に新たな試験内容に変更されました


フラワー装飾技能士検定

受験資格

・1級 - 7年以上(直接受検する場合)あるいは4年以上(3級合格後)あるいは2年以上(2級合格後)

・2級 - 2年以上(直接受検する場合)あるいは制限なし(3級合格後)

・3級 - 制限なし(実務経験があればよい)

実技作業試験内容(フラワー装飾作業)

1級

・課題1:骨組み付花束の製作等作業を行う。 試験時間=50分
・課題2:フラワーアレンジメントの製作作業を行う。試験時間=30分
・課題3:ブーケ及びコサージュの製作作業を行う。試験時間=55分

 

2級(課題3は選択A又は選択Bのいずれかを選択するものとする)
・課題1:花束の制作作業を行う。試験時間=45分
・課題2:アレンジメントの製作作業を行う。試験時間=30分
・課題3:選択A ブライダルブーケの製作作業を行う。試験時間=45分

             選択B 籠花(スタンド花)の製作作業を行う。試験時間=25分 

 

3級

・課題1:花束及びリボンの製作作業を行う。試験時間=35分
・課題2:バスケットアレンジメントの製作作業を行う。試験時間=30分
・課題3:ブートニアの製作作業を行う。試験時間=20分


実技試験は年1回、6月から9月の間に実施します。(東京都は7月から8月の前半が多いです)
学科試験は全国統一で実施します。(9月付近)
3月に実施日程が公示されます。
4月上旬に受験申請の受付が行われます。(郵送不可)

受験料

検定職種ごとに各都道府県において定められています。
各都道府県職業能力開発協会指定の方法及び期日までに指定された受検手数料(実技手数料+学科手数料)が必要です

(標準金額は、令和元年度より、実技試験18200円、学科試験3100円です)

実技と学科 ¥21300

実技のみ ¥18200
学科のみ¥3100